令和3年度企画展 甘藷王国の軌跡 さつまいも栽培の先駆者・穴澤松五郎
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千葉県北総地域は全国有数のさつまいもの産地として知られていますが、かつて海上郡は「甘藷王国」「澱粉王国」といわれるほど甘藷(さつまいも)の生産が盛んな地域でした。その生産を支えたのが民間の育種家による栽培技術や品種改良の研究です。
この地域でその功労者として知られているのが海上郡鶴巻村見広の穴澤松五郎です。松五郎は独自の育苗法を考案し大幅な増収を可能としました。日本国内はもとより中国からの要請をうけ各地で栽培技術の指導にあたり、その功績から「昭和の青木昆陽」とも称されました。彼の業績を紹介しつつ、この地域の甘藷生産と産業の一端をご紹介します。 |
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開催期間 令和3年10月1日(金)から12月19日(日)まで
会 場 2階企画展示室
休 館 日 月曜日・祝日の翌日・年末年始(12/28〜1/4)
注 11/3(水)、11/23(火・祝)は開館します。11/4(木)、11/24(水)は休館します。 |
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穴澤式改良育苗法により育成した苗床:中央の洋装の人物が穴澤松五郎 |

海上郡で全国1位の出荷を記録した沖縄百号
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雑誌『アイド』 千葉県農会発行 左:昭和17年5月号 右:昭和10年9月号
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展示のようす |
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圓鍔勝二作による穴澤松五郎木像 昭和20年 |
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左:穴澤松五郎への委嘱状 昭和17年 右:海上郡甘藷出荷組合の記録簿 大正10〜昭和24年
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澱粉工場の半纏 飯岡町三川の鐘藤産業工業株式会社のもの。展示では背側を展示しています。
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ここから追加の展示資料をご紹介します。 |
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穴澤松五郎の故郷である旭市立鶴巻小学校で収穫された甘藷(さつまいも)です。 ベニハルカとシルクスイートという品種です。
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鶴巻小学校での芋堀体験の様子も紹介しています。
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海上郡椎柴村(現銚子市)の農協主催による苗床競技会の優勝旗 昭和初期
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2021/12/10更新 |
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