
【干潟耕地の秋 昭和35年】

展示のようす |
昭和の農村の暮らしを振り返ろうとすると、そこで必ず出会うことになるのが藤城氏の写真です。写真集、書籍、図録等、氏の写真が掲載された媒体は数十冊におよびます。被写体は水田、畑、水路、畦、稲、耕作物など、かつては当たり前だった生活の営みがモノクロの画面に的確に捉えられています。それはまさに、農業技術のあゆみ、生活様式の変化の克明な記録そのものといってもいいでしょう。
本展では氏が50年間撮り続けてきた数千点の写真から、香取・海匝地域の風景50 点(モノクロ)で構成しました。農業普及員として農業と向き合い、そしてその傍ら、長年にわたり記録をとり続け、千葉の「農」に対峙してきた氏の作品をご紹介します。 |
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