令和2年度企画展 美を継ぐ者 帝室技芸員 濤川惣助

濤川惣助(なみかわそうすけ)は海上郡蛇園村(現旭市蛇園)の出身で、明治時代に無線七宝の技法を完成させ優れた作品を残した世界的にも有名な工芸家です。

江戸へ出て陶器商を営み、その後自らが作品の制作を始めるようになりました。当時、七宝焼の主流となっていた有線七宝の技を継承しながらも新たな絵画的な表現を可能とした無線七宝は、国内外で高く評価されました。

しかし、作品の多くが当時から海外に輸出されていたことなどから現存する作品は多くありません。今回は惣助が世に出るきっかけとなったパリ万博での受賞作品を初公開いたします。

【無線七宝の考案者 帝室技芸員 緑綬褒章受賞 濤川惣助】  国際日本文化センター所蔵 

開催期間 令和2年10月6日(火)から12月20日(日)まで
会   場 2階幽学展示室
休 館 日 月曜日・祝日の翌日・年末年始(12/28〜1/4)
 11/3(火)、11/23(月・祝)は開館します。11/4(水)、11/24(火)は休館します。


【故郷の還来寺(旭市蛇園)にある惣助墓所】
【波に鷹図】
明治22年パリ万博で名誉大賞受賞した作(個人蔵)

展示のようす
  

展示資料を追加しました
 会期の途中ですが、濤川惣助作品を2点、並河靖之作品を1点、追加いたしました。いずれも12月20日の最終日まで公開します。
 
2020/11/27更新
 
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