幽学の住まいを直します。
国庫補助事業 大原幽学遺跡「旧宅」半解体修理事業
幽学の住まいを直します。
幽学の古文書が見つかりました。

 解体中の旧宅内部から、自筆とみられる古文書が発見されました。幽学関係資料はそのほとんどが門人たちにより大切に伝えられており、今回のように手付かずのまま当時の状態の自筆文書が見つかるのは異例のことです。

 発見場所となったのは、旧宅内部の神棚部分で、古い錠前で施錠されていましたが、古い鍵の所在が不明のままだったことから、解体時にはじめてその存在があきらかになりました。でてきたのは一つの小箪笥で、7つある引き出しに、自筆の書簡、著作草稿などの古文書がおさめられ、ほかにも幽学の歯や「大先生乾血」と記された小皿といった貴重な遺物も含まれています。かつて遺跡を管理していた財団法人八石性理学会でも、聞いたことがないと、その発見に驚いています。
 おもなものは、書簡類が51点、著作類が4点、遺品3点で、いずれも幽学生前の活動や門人との交流を示す重要なものです。
 また、今年度は、旧宅の襖11本の下張り文書の調査も実施します。こちらも新出文書の発見が期待されます。

 幽学関係資料はすでに407点が国指定重要文化財となっていますが、内容によっては追加指定も視野にいれ、今後本格的な解読調査を進めていく予定です。

 7月1日より、常設展示室にて特別公開を実施します。

*引き続き、旧宅のご見学はできません
関連のお知らせ
平成21年度 建物本体が完成しました
幽学の文書が発見されました
平成20年度 屋根が完成しました
      屋根の解体・修復を行っています
周囲の崖を直しました
平成19年度 崖の修理がおわりました
台風4号の被害について
修理事業概要
旧宅の祭壇部分
旧宅で発見されたときの様子。
新発見の文書資料
新発見の文書資料。
 
発見された小箪笥
発見された小箪笥。ひきだしのなかに古文書が納められていました。
平成21年/2009年6月25日
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