「発刊にあたって」 旭市長 米本弥一郎

千葉県の北東部に位置する旭市は、緑豊かな大地と青い海、温暖な気候に恵まれた、自然と都市環境が調和した暮らしやすいまちです。
旭市では、東日本大震災で得た教訓を生かし「国土強靭化」と「地方創生」の二本の柱を掲げて、市民の安全・安心を確保するとともに、将来の発展に向けた総合的なまちづくりを展開しています。
令和4年には、地域の宝である旭中央病院を核とした医療・介護機能、商業・サービス機能、居住空間を官民連携で形成し、市全体の活性化につなげるための拠点として、生涯活躍のまち「みらいあさひ」がスタートしました。
また、少子・高齢化や人口減少、施設の老朽化が進む中、将来を見据えて小・中学校や保育所の再編に加え、海上・飯岡統合消防分署庁舎の建設や防災行政無線の改修、水道施設の更新などを進めています。
さらに「医療・福祉の郷」「食の郷」「交流の郷」の三つの郷づくりと、本市の知名度向上を図るため、食や観光など地域の特性を生かした積極的な情報発信やロケツーリズムを活用したシティプロモーションの推進にも力を入れています。
互いの個性を認め合い、豊かな旭を次世代につないでいくため、市民と共に「チーム旭・オール旭」でまちづくりに取り組んでいくことが大切です。
市勢要覧2024 は、まちづくりの取り組みや、現在の本市の姿と歴史、一年を通して行われる多彩なイベントなどを、このまちに住む魅力的な人々の協力の下、紹介しています。
この冊子をご覧いただき、本市の魅力を再発見していただくとともに、市政の発展にご協力をいただければ幸いです。
旭市のプロフィール
Profile of the City of Asahi

平成17年7月1日に旭市・海上町・飯岡町・干潟町が合併して誕生した旭市。千葉県の北東部に位置し、千葉市まで50km圏、また都心まで80km圏にあります。南部は美しい弓状の九十九里浜に面し、北部には干潟八万石といわれる房総半島屈指の穀倉地帯となだらかな丘陵地帯である北総台地が広がっています。市の中央部を東西にJR総武本線と国道126号が通り、周辺は市街地として発展しています。そして、平均気温は15℃と温暖な気候です。
産業では、施設園芸、畜産、稲作、露地野菜など盛んな農業をはじめ、水産業、商業、工業などがバランス良く成長しています。
New Asahi City was born on 1 July 2005 through the merger of the former city of Asahi and the towns of Unakami, Iioka, and Hikata. Located in the northeastern part of Chiba Prefecture, Asahi City is about 50 km to Chiba City and 80 km to the Tokyo metropolitan area. The southern part of the city fronts the beautiful curve of Kujukuri Beach. Higata Hachimangoku-one of the largest granaries on the Boso Peninsula-and the gentle hills of the Hokuso area along the railway and the route has been developed as a town area. The city has a mild climate, with an average yearly temperature of 15 ℃ .
In Asahi, well-balanced growth is apparent in various fields, such as agriculture (including horticulture, livestock breeding, rice cultivation, and open-field vegetable-growing), fisheries, commerce, and industry.
市章
旭市の将来都市像「ひとが輝き 海とみどりがつくる健康都市“旭”」をイメージし、旭(asahi)の 頭文字「a」をモチーフに、青色は海を、緑色は豊かな自然を、そして全体のシルエットは、それらの自然と大地の恵みの中で、健康で元気はつらつと躍動する旭市民と、未来へと飛躍する活力ある旭市の姿を表しています。【平成17年10月29日制定】
旭市イメージアップキャラクター「あさピー」
公募で決定した旭市イメージアップキャラクター「あさピー」は、平成25年4月にデビューしました。市の魅力のPRや、市政情報の発信などで活躍しています。
市の主要な産業である農業、漁業、畜産業をイメージしたキャラクターです。トマトの帽子と野菜をイメージした緑色の羽、しっぽはイワシの尾びれ、元気なひよこの男の子。自然豊かな旭市をいつも走り回っています。
市の花「ツバキ」
大穀倉地帯である干潟八万石は、かつて「椿の海」と呼ばれ、ツバキの名はなじみ深いものがあります。そのツバキにちなみ、制定されました。【平成17年10月29日制定】
市の木「クロマツ」
白砂青松とうたわれる九十九里浜を代表する木。広く市内に生育し、潮風から守ってくれるなど、力強く頼りがいのある木です。【平成17年10月29日制定】