コラム 旭市の安全・安心
Column Safety and security in Asahi City
震災の教訓を未来へつなぐ
平成23年3月11日、巨大地震と大津波が旭市を襲いました。336棟の住宅が全壊し、死者・行方不明者は合わせて16人。県内最大の人的被害でした。あの日から10年以上の月日が流れ、旭市は災害に強いまちへと生まれ変わっています。
Pass on the lessons of the Great East Japan Earthquake to the future generations
On 11 March 2011 a massive earthquake and a large tsunami hit Asahi City; 336 houses were completely destroyed and a total of 16 people died or were missing. It was the largest single incident resulting in the loss of human life in Chiba Prefecture. More than 10 years have passed since that disastrous day and Asahi has been reborn as a disaster-resilient city.
7.6mもの大津波が押し寄せた旭市。轟音とともに迫ってきた真っ黒な波に、人々の生活は一瞬で破壊されました。津波から一夜明けた商店街はがれきの山。卒業式を間近に控えた飯岡中も、浸水の被害を受けました。
今後、同じような津波が発生しても被害を最小限に食い止められるよう、計画的に沿岸部の整備を進めてきました。平成25年には津波避難タワー、平成30年には築山形式の避難施設「日の出山公園」が完成しています。
また、平成26年には防災資料館がオープンしました。震災から復旧・復興までの道のりを伝える資料が展示されているほか、震災の記憶を後世に伝える活動が続けられています。
“あの日”を伝える防災資料館

実際に津波被害に遭った人々の生の声や、第3波が押し寄せた時間で止まってしまった「忘れじの時計」など、震災から復旧・復興までを伝える資料が展示されています。児童や生徒の勉強会など、防災教育の場としても利用されています。
- DATA
- 所在地
- 旭市萩園1437
- 開館時間
- 9:00~17:00
- 休館日
- 月曜日(その日が祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日、年末年始